★超みにきす★
なごみんと乙女センパイのなんでも相談室♪
~ 最終回スペシャル ~

【違うチャンネルのフカヒレ】※友情出演

タラララン、タラララン、タラララタッタッタララララーン(←BGM)

あなたは妖怪を見たことがありますか、見たことがない?
それはそうでしょう、見つかれば人間に何をされるか分からない。
そんな危険を冒してまで人前に現れようとする妖怪はいません。
しかし、これからあなたは目撃するでしょう。世にも奇妙な――
のどかな昼下がり、閑静な住宅街に現れる妖怪を……
【???】
で~た~ぞ~!
【なごみ】
何やってるんだカニ? とうとう頭の中のカニミソにうじが湧いたか?
【地方妖怪マグロ】
くふしゅ~、ボクは地方妖怪マグロ。
おめぇみたいなココナッツに会うのは初めてだもんね!
頭が高ぇよこのダボが!
【なごみ】
シーツかぶっても頭の悪さ隠せてないし。
【瀬芦里】
さすがのわたしもヨーカイとは戦ったことがないにゃー。
いざとなったらひなのんに”ジョレイ”してもらおーっと。
【巴】
瀬芦里姉さん、中に人が入ってるよ。目とか口とか見えてるし。
だけど小さくて可愛い子だね。私もああいうことしてみたいな。
【エリカ】
はいはい、そういうわけで体育館に移動したわよ。
当然ながらすぐにでも試合ができる状態になってるから。
1週間も期間があったし余裕ね。
【なごみ】
これって相談ごと解決するコーナーでしたよね?
なんで、あたしがシーツかぶった頭の悪い奴と
ダブルスで組まないといけないんですか?
【乙女】
椰子、そういう時はまずおにぎりを食べるんだ。
【なごみ】
前回と同じでまったく脈絡ないですね。
せっかくなので遠慮なく頂きますけど。
【瀬芦里】
おにぎりうまー。
【地方妖怪マグロ】
おにぎりうめー!
【良美】
もうエリー、竜宮にいないと思ったらこんなところにいたんだ。
探しちゃったよぉ。
【エリカ】
あっ、ごめんよっぴー。色々あってこういうことになってるのよ。
【良美】
え、えっと…どういう状況なのかよく分からないよぉ。
カニっちはシーツかぶってるし……
【ぽえむ】
じー……これ小説のネタになるかも。
【素奈緒】
ちょっと、今ステージの上で練習中なんだけど!
こんな大勢で何の用よ!
【エリカ】
今から卓球やるからここを使うのよ。
むしろ目障りだからそっちが消えてくれない?
【素奈緒】
ちょっと、何勝手に決めてるの!
元々今日は演劇部がここを使う予定だったのよ。
ルールは守る。これ正論よねっ!
【乙女】
近衛すまない。すぐに済ませるから少しだけ時間をくれないか。
まぁ、試合を見ながらおにぎりでもどうだ。
【素奈緒】
鉄先輩がおっしゃるんでしたら分かりました。
実は今日ってアタシしか来てないんですよね。
【なごみ】
おにぎり食べるだけで何コマ使ってるんだろうこれ?
話進める気が感じられないし。
【乙女】
そんなことはないぞ椰子。腹が減っては戦は
できんというだろう。せっかくなんだからお互い全力でぶつかるんだ。
こう見えて体育会系だからな。
【地方妖怪マグロ】
けっ、ヘタレココナッツなんかいらねーよ。
ダブルスだろうがボク一人でやってやるもんね。
【なごみ】
卓球のルールぐらい調べてから物言えよカニ。
ラリーは交互に行わないといけないんだ。
【地方妖怪マグロ】
うるせー! 一発で仕留めれば問題ねーだろ。
くらえ、分裂魔球スマッシュ!!
(↑シーツの中からどんどん球を出してる)
【良美】
か、カニっちなんでサーブなのにスマッシュしてるの?
しかも一度に大量のボールを打ち込んじゃだめだよぉ!
【瀬芦里】
さすがヨーカイ、よく分からない技使ってくるね。
でも一個も取り逃さない――にゃっ!
【素奈緒】
えっ、全部打ち返した!?
確か7個ぐらいあったはずなのに!?
そもそもどう見ても反則なのに!?
【なごみ】
………(無視)
【瀬芦里】
イェ~イ! 7個あったから一挙に7点獲得!
3回やればわたしたちの勝ちだね~。
【巴】
せ、瀬芦里姉さん、卓球ってそういうスポーツじゃないと思う。
【地方妖怪マグロ?】
てめぇ何で球返さねーんだよ! だー、シーツとるんじゃねぇよ!

【なごみ】
おいカニ、おまえ本物の妖怪にしてやろうか?
【乙女】
そこ、ケンカをするな。試合中だぞ!
今のは椰子×蟹沢チームのペナルティとカウントし 0-1 (ラブワン)だ。
蟹沢、さすがに今の行為は警告ものだぞ。
二度とするなよ!
【地方妖怪マグロ】
う~い、しょうがねぇや。たまには正攻法でいってやんよ。それよっ!
【瀬芦里】
ヨーカイのくせにずいぶんと甘い球飛ばしてくれるね。
そんな球じゃ猫にも打たれるぞー。スマーッシュ!!
【なごみ】
ちっ!(遠く飛んでいった球をカットで返す)
【巴】
あの人カットマンだ。でも、これぐらいなら大丈夫。
瀬芦里姉さんちょっとごめんどいて。
【瀬芦里】
え、何々? どうしたのモエ?(←中央に仁王立ち)
【巴】
あぅ、そんなとこ立たれたら球が取れないよ。
【乙女】
1-1! 蟹沢サーブ継続。
【エリカ】
なるほどね、
カニっちは小さいしなごみんのことだから蹴り倒してでもどかすだろうけど、
対するあちらは二人とも長身で、一人は傍若無人で、
もう一人は気が弱いというわけか。少しは勝機が見えたかもね。
【乙女】
2-1 3-1 4-1
サーブ権交代!1-4。
【良美】
わっ、なんだか突然試合が加速し始めたよぉ。
鉄先輩もよくあんなすごいのよく追えるなぁ……
しかも結局、あの金髪の人どかないよぉ。
【巴】
ご、ごめんね瀬芦里姉さん。ここから頑張るよ。
【瀬芦里】
モエが頼りないけど、その分はわたしが頑張るよー。
相手はさっきからあんまり動いてないし雑魚だろうし。
たまにはお姉ちゃんらしいところみせちゃうぞーっ!
【なごみ】
むっ……(←相手の言葉にちょっとかちんときた)
――絶好球もらった。潰すっ!
【巴】
姉さんばかりに頼っていられない!
そのドライブこそ絶好球!!
【ぽえむ】
巴さん……頑張れっ!
【地方妖怪マグロ】
カニ歩きなら誰にも負けないもんね!
そ……うをっ、シーツ踏んづけた!!
【乙女】
2-4!
【なごみ】
おまえ、浜辺にいる透明なくらげのように焼いて蒸発させてやろうか?

【地方妖怪マグロ?】
けっ、やっと本性出しやがったな! さすが根暗は浜辺でもやることがえげつねーな!
【素奈緒】
さすが2-Cね、協調性の欠片も感じられない。
【エリカ】
なごみんは1年だけどね。まぁ、2人とも火がついたみたいだし
意外といいコンビよ彼女達。次の言葉をそのツインテールに刻み込みなさいな。
【きぬ】
ぬぁぁぁっ、もうこんなのかぶってられるか!
くふしゅ~!
【素奈緒】
シーツ取ってもセリフ直ってないじゃないの!
刻み込んじゃったわよ!
【なごみ】
おいカニ、あいつら全力で潰しにかかるから、
もうあたしの足を引っ張るなよ。

【きぬ】
ココナッツに指図されるいわれはないね!
てめぇこそボクの邪魔すんじゃねぇぞ!
【瀬芦里】
なんか面白くなってきたねー、それじゃ少しだけ本気出してみよっかなー

【巴】
そうだね、手加減したら相手に悪いもんね。
【乙女】
3-5 4-6 サーブチェンジ! 6-4
7-4 7-5 7-6 8-6 8-7 サーブチェンジ 7-8
8-8 8-9 9-9 9-10………(省略)
20-20 互いにマッチポイントだ、よって続けて2本先取した
チームの勝利だ!
【良美】
あっ、一気に20-20になっちゃったよ。
いつ終わるんだろうこの勝負?
あっ、カニっちがサーブ外しちゃったよぉ。
【瀬芦里】
イエーイ! これでわたしたちの勝……
【要芽】
やっと見つけたわよ瀬芦里、あなた私に隠していることはないかしら?
【瀬芦里】
な、何のことかにゃ~? 要芽姉?
【要芽】
ヒントは冷凍庫。
ヒントは甘い物
ヒントはみんと………
【巴】
せ、瀬芦里姉さんもしかしてっ!
【瀬芦里】
………(音もなく去る)
【巴】
あ、あぅ……ま、待ってよ!
瀬芦里姉さん、要芽姉さんっ!
【良美】
みんな慌しく走っていっちゃったよぉ。
【エリカ】
まぁ、なごみんとカニっちの勝ちってことでいいんじゃない?
別に勝っても得るものなんて何もないけど。
【なごみ】
おいこのカニミソ! 最後のサーブ何しかけようとしてんだよ。
下手は下手なりに相手のコートに入れることだけ考えろ。

【きぬ】
うるせーな、手元が狂ったんだよ。
ボクの手は繊細だから近くに油脂の塊みてーな奴がいると反応しちまうんだよ!
【乙女】
やれやれ、本当に2人とも元気だな。
【エリカ】
さりげに今回は人気投票の10位までを全員登場させてみたわよ。
一番最初のは余計だけど。友情出演だから問題ないわよね。
とりあえず、これで一応けじめはついたわね。
【なごみ】
オチはつきませんけどね。
とりあえず、ようやく終わったという気持ちでいっぱいですが。
【エリカ】
次にやること決まってないから、 もしかしたら続きやるかも
しれないけどね、もしくは何かしらいい意見が出てきたら
採用するかもしれないけど。
これ作ってる人間がネタとかボキャブラリーない
人間らしいから困ってるんじゃないかしらね?
【なごみ】
そんな他人任せにされても困りますよ。
まったく、そのせいで一ヶ月ひどい目に遭わされた。

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