「にゃっ、にゃっ」

美穂「ダメよ、じっとして」

猫の前足に宛がわれた木槌が、ぼんやりと光をともしていた。

美穂「くすくすっ、だーめよー」

ゆき「…………………(うずうず)」

甘えに行きたいんだろうか? こいつ。

真弥「……美穂姉、モテモテだね」

美穂「なぁに?」

ゆき「何を言うつもりですか、ぼてくりこかしますよ真弥様……」

//SE:ぷにぷに

ゆき「あーーーーー……」

美穂「真弥くんに遊んでもらってるの? ゆきちゃん」

ゆき「違います、これは辱めです。おなかを……おなかのお肉を」

真弥「こいつが、美穂姉に甘えたくてうずうずしてるみたいだからさ。代わりに構ってあげてるんだ」

ゆき「しかも、ばらすのですか!」

そして、認めるのか。

美穂「くすくす、ゆきちゃんもおいで」

ゆき「はいっ♪」