真弥「とにかく離れてくれっ、ま、マズいだろ……これは」

???「何が?」

無垢すぎ!
胸でモチモチ暴れてる膨らみを気にしまくってるオレが、 すごく醜い存在のように思えてくる!


真弥「キミは誰なんだ!」

叫ぶと、がっちりオレの首に腕を回したまま女の子は首を傾げて。

???「あ、そっか、自己紹介とかしてなかったっけ。まったくー……途中でいなくなっちゃうんだから、あにきは」

おでこをツン、とつつかれた。

真弥「どちら様でしたっけ!?」

いさな「深水(ふかみ) いさなだよ。1-Aの」

1-Aなら、星乃と同じクラスか。

真弥「……星乃の友達? 家に遊びに来たこととかあったっけ」

いさな「ほっしーは仲間だ」

ちょっとずつ糸がほどけてきた……。
……のか?